【回顧】4/23~4/24

前が止まらない馬場の影響もあって想定通り騎手の立ち回りで決まったレース。◎シンシアウィッシュは前半折り合いを欠いて脚を使わされる不利がなければ2着が見込めただけに惜しい内容だった。ただ次走もデムーロ騎手が継続騎乗する場合、スタートで行きたがる面を出せば引っ張って出遅れる可能性がある。多頭数の内枠などリカバリーの効かない条件では扱いに気をつけたい。

勝ち馬エリカヴィータは新馬戦のパフォーマンスレベルを高く評価していたが、前走の不利が目立ち過ぎていたのと再度出遅れる可能性を危惧して強気に推せなかった。フットワークが軽くきれいな走りをする見た目とは裏腹に勝負根性に溢れており、1コーナーと直線では窮屈な競馬を強いられるも寄ってくる馬を押し返していた。気持ちの弱い馬なら1コーナーの時点でポジションを落として勝負に参加できていなかったはず。きれいな走りをするタイプで気持ちが強いという特徴は個人的にかなり評価できる点で本番が楽しみな1頭になった。田辺騎手は権利がかかったレースや大舞台では積極的な競馬が目立つ。これまでポジショニング意識があまり高くないイメージを持っていたので今後は馬券に活かせるように田辺騎手の扱い方を改めたい。

【次走注目馬】
キタサンシュガーは折り合いを欠いて脚が溜まっていなかった。それでも1秒以上離されていないので見直しが効く敗戦と言える。