勝ち馬レッドガランの岩田康誠騎手は前半のポジション争いには参加せず3角手前でペースが落ちるタイミングを狙って4番手まで押し上げた。周りのペースに流されずコース形態を利用して好位を確保する素晴らしい騎乗内容で、騎手レベルが下がるローカル開催では一際目立って上手かった。今回の勝利は騎手のパフォーマンスが大きく影響しているので次走乗り替わりなら嫌いたいところ。
◎ダノンマジェスティはペースが上がる前半で脚を使い、外枠の馬が押し上げていくのを見てポジションを下げる騎乗内容。レッドガランとは騎手レベルの差が大きかった。伸びない内を走って0.7秒差8着に留まっており馬はやはり強い。必ずどこかで穴をあけてくれるので引き続き警戒が必要。
【次走注目馬】
ステラリアはレッドガランの後ろでポジションに恵まれたはずなのに必要以上に内に切り込んでしまい差し届かなかった。川須騎手は「走りが左に流れてロスが生じた」とコメントしているが、これまでステラリアが左回りのレースで内に刺さるようなことはなかった。馬より騎手の騎乗技術に問題があったと考えられる。真っ直ぐ走れなくて0.3秒差5着・上がり3位なら見直しが効く。次走鞍上強化に期待したい。