G1 スプリンターズS
シュネルマイスター
距離適性、外枠、展開全てが噛み合わず直線は詰まる不利もあった。横山武史騎手は位置を取りにいく意識が高く、テンのスピードが遅い馬でもスタートから出していくため、騎乗馬は脚が溜まりにくい。次走は距離延長に加えて差し得意な騎手に乗り替われば、安定してパフォーマンス上昇が見込める。
ナムラクレア
3コーナー辺りでダイアトニックより前に出てもう少し内を立ち回る選択肢はあったが、浜中騎手はメイケイエールの後ろにつけて人気馬を目標にする乗り方を選んだ。しかし肝心のマークした相手が早々に手応えを悪くしたため、外を回って自分から動いていく騎乗を強いられた。直線の入りでナムラクレアが最も外を回されて距離ロス不利を受けたのはそれが原因だろう。外枠不利と騎手の立ち回りが反シナジーを生んでパフォーマンスが大きく低下したレース、次走は大幅なパフォーマンス上昇と巻き返しが期待される。