【回顧】京都新聞杯 2022

開幕週の馬場で番手を主張する馬が多かった。吉田騎手が高速馬場適性の低い馬を強引に促してレーン騎手に番手を譲らなかったことがペースを上げる要因になったと考える。

◎リアドは追走に余裕がなく直線は全く脚を残していなかったので4角の不利は着順にそれほど影響していない。川田騎手が「時間が必要なタイプ」とコメントしているように現状の完成度では距離延長やコース替わりでスローが見込めるレースを狙うのが最適かもしれない。

【次走注目馬】
内をロスなく回したアスクワイルドモアに対して大外を捲って4角3番手まで押し上げてきたヴェローナシチーはかなりタフで強い競馬をしている。渋った馬場やスタミナが要求されるタフな条件ではさらにレースレベルが上がっても通用可能だろう。

ブラックブロッサムはテンで脚を使わされ、4角ではヴェローナシチーの捲りにも付き合わされていた。馬場も展開も向かなかった中これだけ苦しい立ち回りを強いられて0.8秒差5着に残せるのは高い能力がないと不可能。520キロ前後の馬体にしてはそこまで走りに重たさを感じないので重馬場一辺倒の馬ではないはず。走法からして直線の短いタフなコース形態が合いそう。中山芝の良馬場などで狙ってみたい。