G2 神戸新聞杯
レヴァンジル
道中内を立ち回った馬、内枠の馬が上位を独占したレース。スローを嫌って捲りを入れたデムーロ騎手の騎乗はレヴァンジルのパフォーマンスを大幅に下げている。展開や騎乗による不利が大きいため、力負けの内容ではない。
ビーアストニッシド
岩田康誠騎手は馬に負荷をかける強引な逃げは好まない。今回は外枠からハナを主張するのは難しいと判断し、早々に馬群に入れる選択を取った。馬は道中揉まれ弱さが露呈しパフォーマンスを落としたが、逃げたレースでは未だ崩れたことがない。ハナを切れる見込みが高い条件で見直したい。
サトノヘリオス
掛かりやすいタイプと折り合いが苦手な岩田望来騎手の相性の悪さに注目したが、この馬の気性の悪さは騎手の技量で簡単に改善されるレベルではなかった。精神面の成長を待つ間は距離を短くして折り合いに対応するしかない。
G2 オールカマー
ヴェルトライゼンデ
当たりの強い外国人騎手と相性が良いタイプ。腕っ節が強くない戸崎騎手とは手が合わなかった。日本人騎手に乗り替わるなら、騎乗経験のある池添騎手や川田騎手のような自分から馬を動かしていけるジョッキーが好ましい。
デアリングタクト
松山弘平騎手は近3走いずれも馬場や展開を気にせず、能力任せに騎乗している。しかし実際は不利を受ければ3着に届くのが精一杯で、デアリングタクトは鞍上が思っているほど抜けた存在ではないというのが現実。騎手&調教師のレース後コメントを見ても馬の状態に敗因を求めるような発言ばかりなので、今後も能力任せに騎乗するようなら危険視が妥当かもしれない。